「優しいワイニーコーヒー」を楽しもう
- 2018.08.26
- コーヒー紹介 コーヒー豆知識 トランジットビーンの日常
こんにちは、ひげマスターです
一時的に秋雨前線により気温が下がったときは29℃でも体感的にとても涼しく感じましたが
あっという間に真夏の気候に戻りましたね。30度越えが当たり前で
33℃~38度の間の気温が続いております。30年前とかだと想像がつかない気温です。
朝や夕方は少し肌寒い夏だったと記憶しております。
気候変動や生活が便利になった分、何かでツケを払わされているような感覚がありますね。
「エルサルバドル グアチョカ ナチュラル」
グアチョカ農園は、エルサルバドル西部にあるサンタアナ火山の西側斜面に位置しています。
なだらかな斜面には、古来より品種ブルボンとパカスが栽培されています。
標高は1410m~1600mとなっており、ゆえに日中の寒暖差は13℃~23℃と大きく
コーヒーを栽培する上で非常に恵まれた環境となっております。
同農園は気温だけではなく年間降水量2100mmと降雨にも恵まれており
そこで生まれたコーヒーチェリーはゆっくりと成熟していきます。
農園名は、このエリアでしか生息していない鳥の種類(うずらの一種)にちなんで名づけられました。
今回、ご準備したグアチョカ農園の中でもマイクロロットとして完熟豆のみを収穫され
ナチュラルプロセスで仕上げたスペシャルティロットです。
パティオで10日~12日間かけて丁寧に乾燥が行われ、完熟したコーヒーチェリー丸ごとの
甘さが含まれて作りあげられてコーヒーは、ベリーのようなフレバーとグレープのような
重厚で華やかな酸味と口当たりはチョコレートのようなクリーミーさを感じ取れる豆です。
「TransitBeans」では、浅煎りと中浅煎りの2タイプの焙煎法で仕上げてみました。
浅煎り焙煎の場合、スッキリとした滑らかコクと甘味が感じられフレバーとアフターに独特な風味があります。
中浅煎り、香ばしい風味が全体的に感じ取れ、バランスもとても取れた、飲み易い一杯に仕上がってます。
エルサルバドル産のコーヒー豆焙煎は開業してから初のお披露目かと思います。
開業前にはエルサルバドル サンタリタのウォシュドとナチュラル製法の豆でよく焙煎したものです。
この間、ある番組でコーヒーハンターの川島さんが出演していました。
世界のコーヒー農園に技術指導をしたり市場と農園を繋げている素晴らしいお人です。
コーヒーハンターの始まりがエルサルバドルなのです。
見ているとどうしても焙煎したい気持ちがうずいてしまい。ついついエルサルバドルのコーヒー豆を
仕入れてしまいました。何分久しぶりのエルサルバドル産のコーヒー豆ですから
今の私の焙煎技術でどこまで味と風味を表現できるのか楽しみでワクワクしました。
「インドネシア インテン デワタ ナチュラル」
こちらの銘柄の風味はとても、楽しんで頂けておりますので、追加で販売を続けていきますので
今一度 載せていただきます。
INTEN DEWATAは、美しいBatur湖のKintaman地区にて栽培されています。
標高は1065m~1200mです。
INTEN DEWATAとは、「バリ島からのダイアモンド」という意味で、古代バリ島の女王の名前です。
ダイヤモンドのように飲む人に感動を与えるコーヒー、という願いが込められて名付けられてそうですよ。
収穫期は5~8月 精選方法は ナチュラルプロセス
完熟果実を収穫し、粗選別を兼ねてクリーンウォーターで洗い
その後UVカットビニールハウスで21~29日間乾燥するそうです。
乾燥中はムラがでないように、1時間ごとに撹拌しているのだそうです。焙煎する側はたすかりますね。
乾燥後は45~65日間レスティングし、ハンドソーキングを行います。
農家は牛や山羊を飼いながら養分を循環させ、カーボンフットプリントを実行し
環境に優しい農法を心掛けているそうですよ。
「トランジットビーンズ」では、ナチュラル製法のバリからのダイヤモンドの風味を思う存分堪能してもらいたいので
浅煎りの焙煎豆のご提供になります。
透き通っているフルーティな酸質と熟したベリーのような甘味と風味は、とても楽しんで貰えるのではないかと思います。
ドリップコーヒーでもフルーティな香りと口当たりを楽しめますし
こちらの浅煎り焙煎豆を透過式の水出しコーヒー器具にてコーヒーエキスを作って行きます。
仕上がったコーヒーエキスはとてもクリアーでタンニンやカフェインが殆ど溶け込んでいないので
まるでワインのような飲み口と香りを楽しんで頂けます。
フードペアリングとしても、チーズや炙りチキンなどと組み合わせると とても美味しいです。
イタリアンやフレンチなどの食前や食後のドリンクとして使ってみるのも
コーヒージュレを作って ドレッシング代わりにサラダに掛けてみるのも
今までにない
コーヒーとして楽しめるのではないかと思います。
コーヒーの概念枠を広げてみると、新たなコーヒーの楽しさや美味しさが広がって楽しいですよ。
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