「クリスマスブレンド」TransitBeans
- 2017.12.14
- コーヒー紹介 トランジットビーンの日常
こんにちは、ひげマスターです。
12月半ばになりましたね。あと半月で一年が終わります。がしかし
今年最後にコーヒー屋さんらしく、クリスマスブレンドコーヒーの一仕事をやりたいと思います。
毎年、この時期にフードペアリングコーヒーとして
オリジナルのクリスマスブレンドコーヒーをコーヒー好きなお客さんに使ってもらっております。
クリスマスに食べるであろう食事やデザートといっしょに、飲んで頂くことで個性が楽しめる風に
味や風味を形成してありますので、初めての方も一度お試しください。
「ペルー セコバサ」
ペルーの秘境で作られるコーヒー南部のボリビア国境近くから
セサコバは、サンディア渓谷地区コーヒー生産者共同組合の略です。
ペルーは日本の約3.5倍の国土でコーヒーは この広い国土のほぼ全域で生産されていそうです。
古くからコーヒー生産の行われていたのは、同国北部のアマソナス、カハマルカ、
中部のチャンチャマヨ地区が有名です。同国南部、南東の国境はボリビアと接している高地
プーノの山奥・サンディアのコーヒーです。
栽培方法、及び品種はボリビアに似ており、在来種の割合が多いためか
そのフレバーはエキゾチックさを増します。
セコバサではカッピングコントロールを最重要とする品質管理が徹底され、
トレーサビリティ、農業指導者はペルーでも最高レベルとと言われていそうです。
セコバサはチチカカ湖より、北部へ車で10時間ほど山奥のプティナプンゴという町にあり
山深い土地ながらも、ペルー屈指の高品質なコーヒーを生産するエリアとして名高い所似は、
そうしたクオリティの高さによるものです。SCAAなどの品評会でも
そのクオリティ評価は高く、米国のスぺシャルティバイヤーの中でも
一つのブランドを築き上げました。是非 南米のトップ・クオリティロットをご賞味あれ。
「インドネシア ムンテ・ドライミル ドロッサングール」
インドネシアアラビカコーヒーの独特なフレバーとフルボディなコーヒーを生みだし
さらに、伝統と受け継ぐといわれているリントン地区にこのドロッサングールはあります。
このドロッサングール地区はトバ湖南岸に位置し、標高1400m以上
土壌は黒色火山性土壌を背景に、エキゾチックアーシーを含む
爽やかなフルーツ感のあるスペシャルマンデリンを作りだします。
徹底した品質を目指すムンテ・ミル
ここを仕切るのは、チャールズ・ムンテ氏。彼のドライミルには周辺農家の約130戸より
良質なGAVA(ウエットパーチメント)が集まります。ムンテ氏はこの乾燥場を自分の愛する
息子の名前と同じギブンと名付けました。集まったGAVAは、パーチメントを
取り除かれグリーンコーヒーとなり、屋根付きの乾燥場(ギブン)でスマトラ式独自の
エメラルドグリーンビーンズに仕上げられます。ここインドネシアでは、一年中降水量が多く
急激な天候の変化もあるためか、その独特なスマトラ式といわれる
生産処理が確立されました。ムンテ氏はこの気候に対応するために
インドネシアでは珍しいハウス乾燥場を建設し、品質の向上を行っています。
なお、スペシャルティとして評価されるために
その後、メダン市にある専用の特別工場にて、比重選別、スクリーン選別を行い
さらには、最終的にハンドソーシング工程を経てスペシャルティコーヒーの名に
恥じないクリーンでフルーティなドロッサングールを作り上げます。
「タンザニア ゴールドマイン」
タリメ地区はもともと伝統的にナチュラルのコーヒーを主に精製する生産地として
名が通っています。北部全体のコーヒー約10%の程度の生産量があるといわれていますが、
ウォッシュドはごく一部で同地区では1か所のみ精選所にてウオッ初度コーヒーを生産しています。
日本でのタンザニアコーヒーの原料は主にウオッシュドコーヒーなので、
ナチュラルコーヒーの生産を主とする同地区のコーヒーはほとんど流通しいなかった過去が
あります。しかしながら、そのロケーションはタンザニアコーヒー生産エリアの中でも
最も標高が高い地域の一つと言え、また世界に安定的に高品質コーヒーを生産する
隣国ケニアとの国境に近いといった非常に期待の持てるエリアであります。
同エリアから約35㎞以内に、(金鉱)がり、この銘柄の名称の由来と言われています。
ゴールドマインは、ケニア国境にも近いタリメ地区で生産されと原料を、輸出業者であるドーマン社傘の
CMS社が保有しているMuribaCPUのみで精選したコーヒーです。
タリメ地区としての差別化されたウオッシュドコーヒーとして殆ど流通しておりませんでしたが
同地区のポテンシャルに着目したドーマン社が2014年に精製所を買収、傘下にいれることで
高品質水洗式の開発に努めました。また水を多く使用するため、ドーマン社は地下水を掘り
精選に使用するのみならず近隣住民へ綺麗な水を無料で提供し、地域貢献も行っています。
「まとめ」
ブレンドに使用する、ペルー、タンザニア、インドネシアは去年同様の生産国ですが、
生産産地がことなります。去年とは若干フレバーやテイストが変わっていますので、
今年のX’mas Blend Coffeeは、変化も楽しんで貰えたらと思っております。
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