「白山でコーヒーと言えば、TransitBeans」
- 2021.08.30
- コーヒー紹介 コーヒー豆知識 トランジットビーンの日常
こんにちは、ひげマスターです。
2ヶ月振りのブログ更新ですね。コロナウイルスの変異株デルタの拡大による経済のダメージは大きいですが、モデルナ、ファイザー製のワクチンの接種もまた拡大していっておりますね。引き続き蔓延防止と無駄な外出は控え、自宅で楽しめる事柄に注視して笑顔を持続できることを願います。
さて今回ご紹介する新しい銘柄は
「エチオピア ベロヤ アナエロビック ナチュラル」
国:エチオピア
標高:1700~1720mm
エリア:南部諸民族州ゲテオZONE、コチャレ、ベロヤ
品種:原種
農園名:ベロヤ・ウォッシングステーション
生産処理:アナエロビックナチュラル
生産者:小規模生産者(代表カシム氏)
新たなプロセスへのチャレンジ
ベロヤ・ウォッシングステーション
ベロヤ・コーヒーウォッシングステーションは、南部諸民族ゲテオZoneコチャレ町のベロヤ集落にあるウォッシングステーションです。TraconTradingが所有するウォッシングステーションで、近隣に暮らす小規模生産農家から運び込まれたチェリーの生産処理が行われています。品質向上に向けて様々なルール作りを行っており、持ち込まれたコーヒーチェリーのみを厳選し、ウォッシングステーション側がコーヒーチェリーの受け入れを行います。こうすることで、結果的に生産者の意識や収穫精度が高まり毎年安定した品質を目指しています。
ウォッシングステーション内には、130以上のアフリカンベッドがあり、それぞれのテーブルにコードが振り分けられており、これによって各ロットの管理が適切に行われ、広大な乾燥場でありながらも、1つ1つのロットの状況が確認できるように管理されています。また、12の発酵槽をお持ち、収穫ピーク時にも十分な発酵工程が行える設備が揃っています。プロセスに使用する水もpHやTDSを測定しており、不純物がなく清潔な水を使用することを心がけています。
イルガチェッフェコーヒー
コーヒー生産地として区分されるイルガチェッフェコーヒーは、南部諸民族州ゲテZoneを中心に西に隣接するオロミア州ゲレナアバヤworeda(群・町)のコーヒーから構成されています。ゲテオZoneは、ディラが中心の町となり、ウェナゴ、イルガチェッフェ、コチャレ、ゲテブと言った町が主だった生産エリアとされています。標高は1700~2440㎜と言われています。
この地に暮らす人々は、ゲテオ族が8割強となり、オモロ族、アムバラ族などが暮らしています。ウォッシイングステーションは、1970年代にイルガチェッフェに導入されたと言われており、古い歴史を有し、エチオピアの代表的なウォッシュドコーヒーの生産地として、広く知られています。山岳地域として、豊富な水資源を有しており、この地のコーヒーの品質を支えています。この地に暮らす小規模なコーヒー生産者の多くは、アカシアやアフリカンコーディアなどのシェードツリーと共に、主食となるエンセーテをコーヒーと共にプランテーションを行っています。(ニセバナナとも言われる実は付けないがバナナの木に似た植物で、デンプンとして食用に栽培されているとのこと)
TRACON TRADING
トラコントレーディングはエチオピアの輸出業者の一つです。エチオピアにとってコーヒーは、もっとも重要な農作物であり外貨獲得のための換金作物でもあります。トラコントレーディングでは、そのようなコーヒーに注目し、ヨーロッパやアメリカ、東洋、中東のスペシャルティコーヒー市場にエチオピアコーヒーを輸出しています。
また、エチオピア国内において6つのウォッシングステーションを構え、イルガチェフェとリム エリアには環境を配慮したウォッシングステーションを所有。品質向上、認証の取得などを掲げ持続的で高品質なコーヒー生産を目指しています。そして、最高品質のコーヒーを提供し、エチオピアのコーヒー業界をけん引する企業となること、国際的に認知される企業になることをビジョンとして掲げています。
近年はエチオピアにおいて、Cup of Excellenceが開催され、Tracon TradingもCEO受賞を果たし、高品質なスペシャルティコーヒーへ様々なチャレンジを日々行っています。
インポーターコメント
蒸留酒を思わせる特徴的な風味
ウイスキー、ラムのような蒸留酒を思わせるアロマがあり、ダータリックなアシディティ、少しカカオニブのような甘酸っぱくもビター感ある風味特性あがる。
イルガチェッフェらしいフローラルさはありながらも、ティーライク、フルーティな印象というよりは、熟成感がありエチオピアとして真新しい風味のように感じます
「まとめ」
エチオピア 南部諸民族 ゲデオZoneコチャレ町にあるベロヤ・ウォッシングステーションでハンドピックによる完熟度の高いチェリーの選別、phやTDSの管理や発酵槽による風味の調整を経て届いた高品質コーヒー豆
当店では、室温、湿度、外気温室の変化にともない、190℃~228℃の間で風味のバランスをその都度調整し、9月初旬から提供予定あります。
新しいエチオピア銘柄の風味を堪能してもらえたと思います。
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